このブログのタイトル「ぼくらは発達マイノリティー」の『ぼくら』には、息子だけじゃなく私も含まれています。
未診断ですが、発達マイノリティーだろうと思います。
アスペルガーやADHDの特性があります。
そんな私が、私の経験から育児で大事にしていることを書きます。
今日の記事は、つぶやきのような感じです。
子ども時代の理不尽な経験
私が小学生の頃の話なんですが、父親の会社のイベントに連れていかれたんですね。
父は母と不仲で、いつも会社のイベントに連れていかれるのは私でした。
私は知らない人の中にポツンと一人でいて(父からも放置)、つまらないと思っていたら父の同僚の男性に話しかけられました。
同僚「お父さんって家でどんな感じなの?」
私「お父さんは帰ってきたらステテコ姿で横になってテレビ見てる。休みの日もずっとテレビ見てる」
と、素直に答えました。
同僚の男性は意地が悪そうに「へぇぇww良いこと聞いたw」と笑ってました。
それを見てあれ?とモヤモヤはしてました。
私に話しかけてきたので、てっきり父と仲が良い人かと思ったからです。
その直後に同僚の男性は、父をからかっていました。
私も特性があるので、家と外の姿に違いがあると分からなかったんです。
家での姿をペラペラしゃべってはいけないと知らなかったんです。
帰りの車の中で父から怒鳴られました。
父「しょうもないこと言うな!!」
と怒られました。
だったら先に口止めしとけよ。
と子どもながらに思ったことを今でも覚えています。
言われたくないことがあるなら、先に言っておいてくれたら言わないのに。
会社でどんなイメージでやってるとか、こっちは知らんがな。言っとけよ。
なぜ怒るのか、怒鳴られないといけないのか。
じゃあ連れて行かないでよ。
休みの日につまらないイベントに連れてこられて、質問に素直に答えたら怒鳴られて怒られて、踏んだり蹴ったりでした。
その思い出は強烈でした。
今でも思い出すとムカムカします。
息子に対して
それがあったので、たくまに対して
「先に言っていないことをされても理不尽に怒らない」
「あの日の父のようにならない」
ように理不尽に怒らないことえを心がけています。
「家でのことは家族以外に話さないでね。家が散らかってるとか言わないでね、もし聞かれたら〇〇って答えてね」
「休みの日はお母さんが朝寝坊してることとか、家での様子を知られるのは恥ずかしい。だから言わないでほしい」
など、何度も伝えています。
たくまは今は理解して外で家のことは言いません。
友達に言いたいことがあれば、言っていいかあらかじめ私に確認を取ります。
家の話は一例で、このほかにも「やってほしくないことは事前に言っておく」、私が伝えてない「やってほしくないこと」をされた場合は怒らない、「言ってないから仕方ないね、これは〇〇なんだよ、伝え忘れててごめんね」と言っています。
今、たくまが私に対して絶大な信用をしてくれていて、反抗的な態度をとらないでくれているのはこの接し方の影響が大きいと思っています。
大人って、先回りしてないのに自分に都合が悪いことを子供がすると、怒るじゃないですか…。
あれ、本当に良くないなと。
正直なところ、たくまが診断されてなければ私も父親のような育て方をしてしまっていたと思います。
でも主治医から育て方を教わる中で、自分の子供時代のことも思い出して「ああ、なるほど」と思うことが多々ありました。
「たくま君は事細かに説明してあげないと分からない」と主治医から言われた時、それ私やんって(笑)
私の親も、主治医から指導を受けておいてほしかったです^^;
まとめ
ひょっとすると、定型児なら私のような失敗はしないのかもしれません。
でも、発達マイノリティーならよくあるんじゃないかなと。
できたら先回りしてやってほしくないこと、言ってほしくないことは事前にお子さんに言ってあげてほしいです。
子ども側の気持ちとしては、親が困るようなことはしたくないんです。
でも、教えられてないことはわからないんです。
親を困らせたいわけじゃないんです。
お互いが嫌な気持ちにならないように、ちょっとしたお話でした。
今後も私の子供時代のお話などしていきたいです。
不登校を経験したのでその話なども。
少しでも参考になれば幸いです。
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