1年前にカサンドラ症候群の記事 「障害児育児、カサンドラ症候群、そして病気に」 を書きました。
その後、どうなったかを書きます。
良くなっては悪くなるの繰り返し
1年前に書いた記事 「障害児育児、カサンドラ症候群、そして病気に」 では夫が変わり始めたと書きました。
確かに私が過呼吸で救急車に運ばれた直後は夫が変わりました。
けれどまた元の夫に戻りました。
反応が鈍く自分の意見を言わない。
私が救急車で運ばれた話を思い出してと夫に言うとまた少し変わりますがまた戻るの繰り返しです。
夫の精神状態に振り回される
夫が仕事でストレスがあった時に、私にきつく当たる時があります。
もともとが受動型で何も発信しない人が、突然悪態をつくのでとてもショックです。
結婚して初めの頃は受け止めてやり過ごしていましたが、私が傷つくだけでした。
夫は自分から気付くことはありません。
反省もしません。
私がやられるだけで夫に何の気付きもないので、ここ数年はその場ですぐに言い返しています。
「なぜこのくらいのことでそこまで言われないといけないのか」と。
普段の人柄が温厚な夫から言われるとショックだということも伝え、その時は夫が謝りますが、また繰り返します。
何より嫌なのが、謝るときの重みが、軽いんです。
例えるなら『通りすがりに肩が当たって謝る程度』でしか謝りません。
または無理矢理言わされているような、心から謝っていない態度。
反省していないんだろうなと言うのが態度からにじみ出ています。
(本人としては反省していると言います)
謝る、というのは言葉に出せばよいのではなく、相手に申し訳ない気持ちを込めて許してもらうものだと思います。
夫はアスペルガー(未診断ですが)なので「ごめんと言えばいい」という考えがあるのだと思います。
(そして理解してほしくて長々と私の気持ちを説明することになり、長い話が聞けない夫からキレ気味に『何の話?』と言われます)
小さなもめ事の時に軽く謝っていれば済むことでも、謝らずに「うん」で済まそうとする夫。(ありがとう、ごめんをほぼ言わない)
心を込めて謝ることが負けとでも思っているのかと聞いても「そんなことない」と無感情に言うだけ。
本心が分かりません。
自分を見つめ直さない夫
夫が心から謝り、その都度自分の行いやどうしてその行動に至ったかを見つめ直して少しずつ変わっていってくれたらいいのです。
けれど、夫は自分を見つめ直すことはありません。
私が傷ついたときに、この行動に私は傷ついた、どうしてこうしたのかと聞いても「分からない」と答えることがほとんど。(または無言)
例えば私が話しかけても無視したり(返事をしてるつもりらしい)、
たまに喋ると思えば無神経なことを言ってきたリ(アスペルガーあるある)、
私が義母からキツイことを言われていても助けてくれなかったり(義母は私の言うことを何でも否定します。毎回帰省前に夫に助けてと言っているのに助けてくれません)。
夫は「何を言っていいか分からないから」といつも言います。
もうアラフォーのおっさん成人男性が何を言っているんだろう???と理解できません。
私はある日突然変わってほしいと言ったのではなく、10年以上前から言っています。
もちろん最初は優しく言っていました。
変わってくれることを信じて。
けれど根本的なところは全然変わりません。
無視、言葉足らずのくせに聞き返すと不機嫌になる、夫のストレスを無意識に私にぶつける、義母から責められている私を放置。
これらは全然直りません。
でもこれら全部ではなくても、いくつかは夫の努力で改善できると思うのです。
手段を知らないわけではない夫
夫と同じ会社で働いている頃に、QCという考え方を知りました。
製造業なんかで用いる品質改善の手法です。
現状を把握して、目標を設定して、対策を考えてやってみる、やってみてどうだったかを考えて次回に活かす。再発防止策ももちろん考えます。
このような手法を、社員全員が学びます。
夫も学んでいます。
QCって割と生活にも行かせると思うんですね。
考え方をシンプルにしてくれているというか。
夫は自分ではどうしたらいいか分からないというので、このやり方に沿って考えたら良くない??と話したこともありますが、「うん」と言ったきり、何もしません。10年以上。
QCとか、難しく考えなくても「最愛の人が自分の行いで苦しんでいる。助けたい。自分はどうすればいいか?どうしてそのようなことをやって(言って)しまったのか?原因はなんだろう?」と突き詰めて考えて行けばいいだけなんです。
そしてその考えたことを一旦私に伝えてくれれば、「ちゃんと考えてくれてるんだ」と信頼に繋がるわけです。
それも、夫に伝えています。
ですが、全然やりません。
10年以上言い続けているのにやらないというのは、変わる気がないという意思表示になります。
こういうことも、夫には分からないのです。
怒りの沸点が低くなる私
10年以上夫に対して、普通は言わなくても分かるような細かいことを説明し話してきました。
その都度、反応が鈍く、どうすればいいのか質問してもだんまりです。
最初の数年は怒らず諭してきましたが、同じようなことを繰り返すたびに私は裏切られたような気持になっていました。
前に私が言ったのに、なぜ同じようなことを繰り返すの?
前回に自分を見つめ直して自分から変わろうとしてくれていたら防げたのに、なぜ怠るの?
結果私が傷ついているのに、なぜ平気なの?
だんだんと夫に対する私の怒りの沸点が低くなりました。
10年以上時間があったので、当初から真剣に変わろうとしてくれていたら、今全く違う状況になっていたと思います。
怒る方もとても嫌な気持ちです。
でも怒らないと、夫は反応しません。
大きな声で怒鳴らないと、反応がないのです。
これ、私の誤学習ですよね。
でもどうしたらいいのか、本当に分かりません。
大きな声を出したり、怒ったりしないと、本当に夫が反応しないのです。
優しく言うと聞き流します。
小2の息子の方がよっぽど扱いやすいです。(息子は重度寄りの中度の自閉度と医師に言われたくらい扱いにくい子でした)
夫を見ていて、子供の頃からの支援は大事だと思います。
時代的にもまったく支援を受けていないですし、おそらく義両親も夫の問題点を放置したため、夫はアンバランスのまま現在に至ります。
唯一の救いは仕事にはちゃんと行っていることです。
離婚のために仕事を検討
何度も仕事復帰を考えて検索しますが、どうしても気にかかるのが息子。
息子は小学生になりましたが、過剰適応タイプのアスペルガー(自閉症スペクトラムとも言います)で不登校のリスクがあります。
園児の時や、小学一年生の時もそうでしたが、「学校(園)に行きたくない」とある日突然言い始めます。
そしてその頃には身体症状が出て発熱や喘息が出るので、病院に連れて行ったり実際に休ませなければならず、外で仕事をするのはなかなか難しい現状です。
学校と連携を取りながら、無理しすぎないように休み休み行くことで状況が良くなるタイプです。(無理していかせようとすると悪化する)
パートなど考えましたが、そうなると息子が不登校になった時に対応できません。
変な話ですが、息子はいずれ不登校になると思って育てています。
デリケートすぎるので・・・。
できるだけ在宅の仕事が都合よく、いろいろと考え、このブログを立ち上げて広告を載せました。
今はまだ赤字なので趣味のブログですが^^;
もともとは、他の無料ブログサイトを利用していました。
もし突然無料サイトが終了すると、今まで書いてきたことが消えてしまうので、同じように書くなら自分のサイトの方が良いなと。
自分の書いた文を自分の財産というか、自由に扱えるところが気に入っています。
収入なんて言える金額は稼いだことがなく、このブログは維持費がかかるので、ほぼずっと赤字ですが^^;
パートに出た方が間違いなく稼げるんですが、やっぱり息子が…のループです。
夫と離婚してもやっていけそうな経済力がつけば、離婚したいなぁと思いつつ、育児漫画を描いています。
育児漫画のカテゴリはこちら
息子の診断までのお話はこちら
まだまだ夢のまた夢です。
でも希望を持つことで救われるというか、やる気がでる日々です。
今後は単身赴任か離婚
すぐに離婚は無理なので、数年は同居。
夫は転勤族で数年以内に他県に異動になるので、単身赴任の予定です。
夫不在の生活に慣れたところで離婚するつもりです。
その頃に間に合うように広告収入を増やす、または外でお仕事をしていきたいです。
息子が思春期になり一人で家にいられる状態であれば外にでて働こうと思います。(精神的に弱い子なので自傷などがなければですが・・・)
カサンドラ症候群の結末
よく本で見るように、やはり離婚が手っ取り早いのだと思いました。
なぜなら、アスペルガー夫の無神経という言葉では収まりきらない関わり方・日常の行いは耐えがたい苦痛だからです。
また現状が変われば更新します。
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