アスペルガー息子の課題と対策

発達
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はじめに

息子はアスペルガーです。(現在小学生)

今はアスペルガー症候群は自閉症スペクトラムの一部とされ、この診断名を使われることが少なくなりました。

しかし「自閉症スペクトラム」よりも「アスペルガー」の方が的確に息子を表しているので、便宜的にアスペルガーと表記します。

そんなアスペルガー息子の大変だったことと、対策を書いていきます。

身体の不器用さ

息子は1歳過ぎくらいから身体の不器用さを見せるようになりましたが、この頃は周りも不器用なのでそんなに目立ちませんでした。

ただ癇癪がひどく手を焼いていました。

2歳頃に受けた発達検査や診察では、心理士さんや発達系の医師からは「こうしたいという思いと実際できることの差が大きくて本人がストレスを感じやすい。」と言われました。

今思えば自分の思い通りにならない(ブロックが思い通りに積めない、絵が思い通りに描けないなど)ことから日常的にストレスを感じていたんだと思います。

 

感覚統合という作業療法

2歳から4歳まで、感覚統合という作業療法を受けました。

作業療法士さんは粗大運動と微細運動をする事で神経を繋げると言っていました。

息子は体幹が弱いらしく上半身がグニャグニャしていました。

発達障害の子に多いそうです。

作業療法では、大きなブランコ(天井から吊るしていろんな使用法ができるもの)で揺られながら作業療法士さんの持っているぬいぐるみをキャッチしたり、小型のジャングルジムや滑り台をしていました。

 

息子は大人の都合で何かをやらせようとしてもやらない子だったのですが、息子の興味を持ちそうな遊びをしつつ身体を効果的に動かすことに誘導してくれていました。

 

スイミング

障害児スイミングに3歳から1年間通いました。

脳性まひやダウン症のお子さんも通うコースで、スイミングの前の準備運動に力を入れているところでした。

この運動がとても良かったです。

親と一緒に参加するので無理がない範囲で運動でき、片足ケンケンや手押し車を毎週やり、かなり効果があったと思います。

ブリッジもこの頃できるようになりました。

身体がしっかりしてきたと実感しました。

 

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公園遊びや家での遊び

出来るだけ公園で身体を動かしたり、家では作業療法でやっていた遊びを取り入れました。

特に、手押し車は主治医からもやるように言われた効果的な運動です。

 

効果

2歳の頃は走っている時に上半身がブレて走り方がおかしく、足は遅かったです。

その後、作業療法や習い事、家での療育などを続けました。

息子が小学生になった今、相乗効果でとても効果があったのではないかと思っています。

ちなみに今の走り方は上半身はブレず、平均的なスピードになりました。

支援級では運動が出来る方、普通級では平均的な範囲です。

 

滑舌の悪さ

息子は言葉が出るのが遅く、2歳前にやっと意味のある単語を言いました。

単語→2語文は早かったのですが、滑舌が悪く何を言っているのかわからない時が多かったです。

 

主治医曰く、言葉が遅い場合はいろんなパターンがあるそうで、息子の場合は話したい言葉はあるけれど口元の筋肉の発達が遅かったために発語が遅れたそうです。

今考えると1歳過ぎから喃語は多かったので、本人としては喋っていたのかもしれません。

 

口元の筋肉を使う遊び

作業療法ではシャボン玉やラッパで遊ぶことを促されました。

普通のおもちゃですが、口元の発達に良いそうです。

家でも同じおもちゃを買い、息子が好きそうなストーリー仕立ての遊びをしてたくさん使いました。

 

STさん絶賛の遊び

息子が4歳の頃に他県に引越ししました。

引越し前の主治医に教えてもらった遊びで、子供の口元にはちみつを塗って舌を伸ばして舐めさせるというのがあります。

やり方としては子供の舌がギリギリ届くくらいの口の上にはちみつを塗って舐める、下に塗って舐める、右に塗って…と順番にします。

ちょっと汚い遊びですが、上下左右、斜めにも舌を動かすように塗ってあげると良いです。

 

引越し後にその地域でSTを受けられる病院があったので、受けるか決めるための面接に行きました。

その頃には息子は言葉が発達していSTの訓練は必要ない(言葉に問題ない)と言われました。

そこで家でできる訓練として主治医から教えてもらった上記の方法をSTさんに聞くと絶賛されました。

 

効果

口元の筋肉が原因で言葉が遅いタイプの息子には、口元の筋肉を鍛える遊びは効果的でした。

専門的な用品ではなく、ごく一般的なおもちゃで鍛えられたので楽しく安く鍛えることができました。

育てづらさ

育てづらさが親としては一番気になりました。

 

抱っこできない

赤ちゃんの頃から抱っこすると反り返って抱きにくい子でした。

けれど1歳半健診ではその項目は引っかかりませんでした。(人口が多すぎてあまり見てもらえなかったのかも)

 

主治医から反り返って抱きづらくても無理矢理でも抱きしめ続けるように指導され、言われるがまま抱きしめているとそのうち抱きしめることができるようになり驚きました。

今では息子は抱きしめられることが大好きです。

抱きしめることで不安を解消するようになりました。

小学生なので外では嫌がりますが、家ではまだ甘えん坊でギュッと抱きしめられることが好きです。

抱きしめることができるようになって、少し精神的に安定した気がします。

抱きしめることで癇癪が落ち着くようになりました。

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主治医からの指導~抱きしめられない息子~

 

被害者意識が強い

2歳の頃から幼稚園のプレに行き始めました。

親は分離なので息子の話からでしか状況がわかりませんでした。

息子の話を聞くと楽しい話は全くなく、「こんなことをされた」と息子が被害者の話ばかりでした。

 

状況を理解する力が弱いため、「突然物を取られた」「遊びの時間が突然終わりになった」と息子ば感じていました。

もしかすると息子が「相手の物と分からず取ってしまった」かもしれませんし、そうでなくてもお互い低年齢なので取られることもあったかもしれません。

遊びの時間が終わることは先生があらかじめ予告してくれてたと思うのですが、息子が遊びに熱中して気づかなかったのかもしれません。

どちらにしても、「ま、いっか」と気にしなければ良いのですが、嫌なことが記憶に残りやすい息子は毎日の嫌なことを忘れられず家で寝つきが悪くなったり癇癪がひどくなりました。

この時は、集団に入る準備がまだできていないと判断してプレをやめました。

別の園で年少組からの入園を目指しましたが、年少でも同じことになりそうだったため見送り、年少の1年はじっくり母子で関わり集団に入る準備をしました。

 

八つ当たりをしてくる

プレの頃は園で嫌なことがあると母親に八つ当たりをしてきました。

ある時には突然「ママなんていなくなればいい!」と言われました。

 

そのような時は、絵に書いて説明しました。

当時はまだ2歳だったのでよく分かっていませんでしたが、根気強く説明し続けることで今は八つ当たりや暴言は言わなくなりました。

ポイントは、何年も根気強く教え続けること、不適切な行動は絵に描いて×と書き、適切な行動を絵に描いて◯を書くことです。

年齢が上がると絵に描かなくても伝わるようになりますが、描いた方が早く伝わります。

不適切な行動をしない、と伝えるだけでは「じゃあどうしたらいいの?」と特製のある子は分からなくなるので必ず「こうしたらいいよ」としてほしい行動を伝えます。

例えば息子の場合なら

「八つ当たりしません。

お母さんに「◯◯」を言いません。」と描き、

「『◯◯でしんどかったよ』『話を聞いてください』『園で嫌なことがあったんだ』など話します。」

と描いて息子に見せ説明します。

 

年齢的に理解していたが微妙なところでしたが、小学生になった今は八つ当たりはしなくなりました。

ストレスが多い時はちょっとしたことで癇癪を起こしますが、今のところ親に暴言は吐きません。

 

状況を理解できない

例えば、AくんがよくBくんをからかっている状況があって、Bくんがある時にキレて怒ったという状況の場合、息子はBくんがキレて怒ったことしかわかりません。

第三者として見ていた息子からすると、突然怒ったキレやすいBくんという見方になります。

それ以前の長期的にからかわれてきたことは、Bくんが毎回抵抗していたら別ですが、分かりやすく嫌がっていないとBくんの気持ちに気付きません。

 

息子がAくんの立場になることもありますし、Bくんの立場になることもあります。

どちらにしても状況を理解していないので、大人の介入がないと解決が困難です。

 

両者から聞き取りをして、「Bくんは今日だけじゃなく昨日も一昨日も同じようにからかわれて我慢していたみたいで、その我慢が限界で今日怒ったんだね、でもAくんからしたらBくんからやめてと言われなかったからそこまで嫌だとは思わなかったみたいだよ、嫌なことをされたらその都度やめてと言えるといいね。」と大人に状況を分かりやすく説明してもらうといいです。

息子はそのへんは素直なので、状況がわかると受け入れることができます。

自分が悪い時は謝りますし、相手が悪い時でも理由を聞いて相手が謝ると許せます。

自分で状況を理解できると良いのですが、それはまだまだ先になりそうです。

とにかくいろんな場面で説明して経験値を上げるしかないです。

 

心が通じ合う瞬間がない

愛着というものは赤ちゃんの頃から少しずつ形成されるものだそうです。

けれど息子は抱きづらかったり、特性が出てきて愛着形成がうまくいきませんでした。

 

低年齢の時は特に、多動があったり特性がむき出しだったので、心が通いあう瞬間はなく大変な育児でした。

周りには、親の顔色を伺ったり親と気持ちを共有しようとしたりする子供がいて、なぜうちの息子はこのような様子がないのかとモヤモヤしました。

息子は自分がしたいことだけをし、母親の私と気持ちを共有しようとしませんでした。

子育てに楽しさを感じることができず、辛くて苦しい時期がありました。

 

そんな時期も息子には優しい言葉を言い続けました。

「たっちゃん、大好きだよ」

「かわいいね」

「たっちゃんはママの宝物」

「生まれてきてくれてありがとう」

毎日毎日、何度も何度も抱きしめて繰り返しました。

正直、そう思えない時もありました。

言いたくない時もありました。

けれど言い続けました。

口にすることで、自己暗示のようにそう思える時もありました。

 

すると、何年も経ってから息子も言ってくれるようになったのです。

「まま、すき」

「だいすき」

 

何千回も聞かせていた言葉だったので、息子はただ私の真似をしただけだったのかもしれません。

それでも嬉しかったです。

発達障害がある子供は、模倣に時間がかかるかもしれません。

けれど時間がかかっても、時差があっても、模倣をするんだなと思った瞬間です。

だから良い言葉や優しい言葉をかけ続けてあげることが大事です。

何年か後に親の真似をして親と同じような言葉を使い始めるかもしれませんから。

 

その後も私は言い続けて、息子が小学生になった今でも、挨拶のように

「おはよう、たっちゃん。今日もかわいいね」

「大好きだよ」

と言っています。

最近では「かわいいじゃなくて、カッコいい!」と息子に訂正されます(^_^;)

身体は大きくなりましたが、まだまだ可愛く思えてしまうんですよね。

 

息子は素直で可愛い(かっこいい!)子に育ち、私にも言ってくれます。

「ママは世界一かわいいひとだよ」

「ママ、生まれてきてくれてありがとう」

「ママ大好き!」

と。

 

辛い時も多々ありますが、最近になって息子と心が通い始めた気がします。

 

終わりに

効果が出るまでに何年もかかりますが、適切な対応を続けていたら効果は出ます。

特に、優しい言葉をかけることはおススメです。

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