入園したら周りに子供の障害を話した方がいい?

発達
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はじめに

息子は発達マイノリティ、いわゆる自閉症スペクトラムです。

昔でいうアスペルガータイプです。

今はもう小学生ですが、息子が幼稚園(こども園)に入園し卒園して、後から振り返って気をつけた方が良かったことを書きます。

他の保護者に子供のことを説明するか

子供に診断名が付いていたり、診断名は付いてないけど療育に行っている場合は

「他の保護者に子供のことを説明した方が良いのか」

「説明するとしたらなんと言えば良いのか」

は悩むところだと思います。

 

まず言えることは、どうしたら良いかは自分の子供のタイプによって異なります。

さらに地域性や周りの保護者のタイプはよっても変わります。

状況によって変わるので、こうしたら必ず良い!というやり方はありません。

私も最初は頭を悩ませました…。

 

子供が大人しいタイプの場合

子供が大人しくて人と関わろうとしないタイプの場合は、懇談会などの自己紹介で特に何も言わなくて大丈夫だと思います。

他の保護者と同じような感じで挨拶だけか、一言必要なら「大人しいタイプなので集団活動に刺激を受けて積極性を身につけてくれたらいいなと思ってます^_^」など、子供の情報を少し出しつつ当たり障りのないことを言っておいたら良いでしょう。

「マイペース」「一匹オオカミ」など一般的に使う言葉で説明すると伝わりやすいです。

障害の度合いが重めの場合は、敢えて説明をしなくても周りが察してくれます。

他の保護者は自分の子供に害がなければあまり気にしません。

 

子供に他害がある場合

子供が他の子を叩いたり蹴ったり噛んだり物を投げるタイプの場合は、注意が必要です。

保護者は自分の子供に攻撃してくる子には厳しいと思っていた方が良いです。

入園早々、自分の子が他の子に他害をしていると報告を受けた場合は、懇談会で一言言っておいた方が良いかもしれません。

 

ただ『障害者(グレー)だから大目に見て』と受け取られかねない内容は控えましょう。

相手に障害があろうとなかろうと自分の子供が日常的に暴力を受けることを快く思う親はいません。

例え表に出さなくてもはらわたが煮えくり返っている場合もあるでしょう。

何か言う場合は

「感情のコントロールが苦手で訓練に行っています。家でも言い聞かせたりしていますが、もし何かありましたらお声がけください。」

と言うのが無難でしょう。

訓練を療育に言い換えても良いかもしれません。

ただ療育という言葉を知らない保護者さんもいますし、訓練で内容は伝わると思います。

とにかくここで伝えたいのは『親は何も知らず過ごしているわけではない、他害をやめさせるために専門家のところへ行って努力している』ということです。

これで相手の保護者が許してくれるわけではありませんが、こちらが努力していることを伝えるのは大事です。

そして言葉だけではなく、子供の他害をなくすように親の努力は必要です。

 

もし訓練や療育に行ってない場合は、今からでも行ってください。

正直、他害はかなり問題です。

発達マイノリティの子たちは誤学習をしやすいので「叩いてコミニュケーションを取る」ことを学んでしまうとずっとその方法でコミニュケーションを取ってしまいます。

すると就学以降に大変苦労します。

成長してもなくならないと警察沙汰です。

幼児期の方が修正がききやすいので早めの対応をお勧めします。

 

ちなみに子供が不適切な行動をした時に親が「怒る」ことも、かまってもらえると捉えて子供にとってご褒美になることがあります。

ご褒美になると不適切な行動が強化され、なくなるどころか定着してしまいます。

このように、親としては良いと思っていた行動が、反対に子供の不適切な行動を強めてしまったいる場合もあるので、専門家から指導を受けることをお勧めします。

 

むやみに療育のことを言わない方が良い場合

うちの息子はアスペルガーです。

知的には平均域で、言葉を話し、友達とも遊びます。

一見普通の子ですが、不安が強くなりやすく、合わない環境ではパニックを起こします。

そんな息子は他の保護者からは障害があるように見えないようで、療育に行っていることを最初に言ってしまい変な空気になりました。

 

障害名は息子自身の情報なので、私がペラペラ話して良いものではないと私は考えています。

そのためリアルでは、具体的な障害名は家族や支援者以外に話したことがありません。

私も、もし何か障害があったとして自分以外の人から勝手に周囲に言われたら嫌だからです。

 

たまにランチ会や個人で立ち話している時にやんわり「療育に行ったいる理由(診断名)」を聞かれることもありました。

社会性が幼いなどを言っていましたが知りたいことは診断名の人が多く、その場合ははぐらかしていました。

しつこく聞いてくる人には「診断が出ているか出ていないかも、言わないことにしている」と話していました。

大抵の人はそれ以上は聞いてきませんでした。

うちは週に何日か療育に通っており、最初に事情を説明しておいた方が良いかと思って話したのですが、逆に周囲に疑問を持たせてしまい逆効果でした。

言わなくても良かったかな…と思う反面、なんの心配もない定型児の親のふりをするのは私がしんどかったのでこれで良かったのかなと思うところもあります。

 

番外編  小学校の話

息子は特別支援学級情緒クラスに在籍しています。

普通級の親御さんからやっぱり具体的な診断名を聞かれることはあるけど、「デリケートな話だから言いたくない」といえばそれ以上は聞かれません。

同じ支援級内では診断名は聞かれませんでした。

おわりに

園時代は色々と気を遣いました。

親同士の関わりが密だった気がします。

園とは学区が違ったからか、小学校になると途端に親同士の関わりが減りました。

 

 

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