子育てのゴールは何か

発達
※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

はじめに

息子は2歳の時に知的な遅れがない自閉症スペクトラム(高機能自閉所、アスペルガー、ADHD、構音障害、発達性協調運動障害)と診断されました。

診断される前と後での、私が考えていた「子育てのゴール」の変化を書きます。

初めのゴール

障害が分かるまでは、正直に書きますと

優等生で、性格が良く、勉強が出来る子。

良い大学を出て、一流企業や一流の仕事に就くこと がゴールでした。

結婚や子供を持つことは当たり前という感覚でした。

 

低年齢から英語教室に通わせたり、通信教育をさせたりしていました。

一流企業や一流の仕事が出来ればたくさんお金を稼げますし、良い女性ともたくさん出会えるだろうし、楽しいことをたくさん経験できると考えたからです。

自分の見栄もありましたが、それだけではなく息子にとっても幸せだろうと信じていました。

私の生まれ育った実家がそうであったように、学歴や職歴を重視するところがありました。

玩具は知育系のものしか買いませんでした。

 

発達障害が分かった後のゴール

診断後は、

一流は諦めて、中小企業でも良いから自立すること。

支援を受けずにお金を稼いで生活することがゴールになりました。

結婚や子供は難しいと思いました。

障害者としてではなく普通の人として自立できたら万々歳でした。

 

障害受容ができた後のゴール

診断からしばらく経ち、息子のことをより深く理解して自分自身とも向き合ってからは

息子自身がそれなりに充実した毎日を過ごすことがゴールになりました。

会社の大きさや、支援の有無は関係なく(無いに越したことはないけれど)、息子が二次障害になることなく、毎日多少のストレスはありつつも仕事や趣味で充実感を覚えて、それなりに楽しく過ごせていたら良いと思うようになりました。

結婚や子供は、息子の問題なので私が希望することではないと気づきました。

 

そうです。

今までは息子自身がどう思うかという視点が抜けていたのです。

息子が幸せを感じる事ができることが一番大事なんですよね。

もし一流企業に入れたとしても、息子自身が「楽しい」「生きていて良かった」と充実感を感じていなければ意味がないのです。

 

「ああ、私はなんてひどい親だったんだろう」と気づきました。

自分の価値観を息子に押し付けていました。

息子には障害があるので一般の会社が難しいならば、障碍者支援を受けてでも、息子が充実した毎日を送ることができるのならばそれが良いのです。

もちろん自立は第一の目標ですが、一般の会社に勤めて自立できても支援がないことから二次障害になることは避けたいです。

今でも「たくさんお金を稼げた方が良い」とは思っていますが、それを選ぶかは息子次第だと意識しようと思います。

 

障害の有無でゴールが変わる?

では、障害の有無でゴールは変わるのでしょうか?

 

障害がなければ親の希望や考えを子供に押し付けて良いのでしょうか?

 

息子に障害がなければ、息子が幼い時から聞き分けが良い子であれば、私は価値観を息子に押し付け続けたでしょう。

自分の誤りに気付かず息子を苦しめていたと思います。

そうならなくて本当に良かったです。

子どもに障害があろうとなかろうと、親が出来るのは子供を手伝うだけで、道を選ぶのは子どもなのです。

そう意識していないと不出来な私は自分の希望を子供に押し付けてしまうので注意が必要だと実感ました。

子どもは、親の希望を叶える道具ではないのです。

 

 

まとめ

私が考える子育てのゴールは、将来こども自身が幸せを感じて過ごすことです。

こども自身が「なかなか良い人生だ」と実感して生きられたら子育て大成功です。

 

皆さんの子育てのゴールは何ですか?

 

コメント

スポンサーリンク